エキスパートドクター

あきたの医療の担っている様々な分野のエキスパートドクターをご紹介します。
第一線で活躍されている先生方にお話を伺いました!

No.10H25.12掲載日

秋田大学医学部附属病院
病理部 病院教授

南條 博
先生

医師は最もやりがいのある職業の1つだと思います。
病理医の私がそう感じているのですから。

南條 博 先生

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医師になろうと思ったきっかけはありますか?

高校時代は朝昼晩、テニスに明け暮れていました。
高校2年の晩秋、部室で進路の話になり、仲間の前で医学部に行くと宣言しました。漠然と思い描いていたのでしょう。
はっきりとしたきっかけはなかったと思います。

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研修医時代はどのように過ごされましたか?

先輩方から基本的な診療や手術を学び、研究のお手伝いもさせていただきました。また医局全体で野球、駅伝、バレーボールなどスポーツにも打ち込んでおり、懇親会も多く、オンオフの効いた楽しい毎日を過ごしました。同級生が6人入局したことも大きかったですね。

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医学生から研修医のころ、どのようなことに興味がありましたか?

高校3年から大学4年まで持病による体調不良が断続的に続いていたのですが、大学5年の頃には外科医になると決めていました。
研修医になってからは肝胆膵外科に興味を持ちました。日本では当時始まっていなかった肝移植にも大いなる関心を持っていました。先輩方が精力的に肝移植の研究を進めており、医局全体に活気がありました。
実は、学生時代に病理に興味を持ったことはありませんでした。

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大学研修の後はどのように過ごされましたか?

第一外科で半年間の大学研修後、大曲中通病院外科で1年間研修しました。120床程度の小さな病院でしたが、胃がん、大腸がん、胆道がん、食道がんなど豊富な手術症例を経験できました。また、硬膜外麻酔を併用した基本的な全身麻酔を豊富な症例を通して学びました。さらに、泌尿器科や婦人科の良性疾患の手術や整形外科的な神経ブロックなども学びました。

その後、秋田大学医学部附属病院の第一外科に戻り、肝グループに所属し、リサーチミーテイングや実験を通して臨床研究の進め方を学び、大学院では血管内皮細胞の視点からみた肝循環研究を目的に、第二病理に2年間出向しました。門脈循環動態の基本的なメカニズムを、イヌ、ブタの門脈血流増大モデルによる循環生理学的、病理形態学的手法を用いて解析し、学位を取得しました。第二病理での2年間はとても刺激的な日々でした。 学位研究の後は、1年半ほど外科臨床に従事しましたが、平成5年7月から大学院でお世話になった第二病理に移籍し、病理学を本格的に学びました。基礎研究の奥深さや面白さに目覚めるとともに、病理診断を通して臨床医や患者様とともに医療に携わりたい気持ちも年を追うごとに強くなりました。

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様々な地域に赴かれたとのことですが、どのようなところに行かれましたか?

外科医時代は大曲中通病院、北秋中央病院、市立秋田総合病院、病理医として由利組合総合病院にお世話になりました。

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その後、現在までのキャリアを教えてください

病理医としての最初の10年で、約5万例の外科病理診断、約500例の病理解剖症例を経験しました。平成15年4月から秋田大学医学部附属病院病理部で勤務しています。最初に年間600件を超える術中迅速病理診断および術中迅速細胞診断の充実と精度向上を図りました。
最近、呼吸器外科の教授らが独創的な迅速免疫染色装置を開発し、術中迅速診断に免疫染色を加えることができるようになり、秋田大学で精力的に臨床研究を進めています。同時に本装置の精度を全国規模で検証するために、国立大学病院を中心に8施設の共同研究を開始しました。術中迅速診断の可能性が大きく広がり、今まで以上に治療に貢献できる機器になることを期待しています。
また、臨床各科との臨床病理カンファランスの充実、分子標的治療を視野においた免疫組織化学染色の精度向上や in situ hybridization法の活用を図り、医療情報部のご協力のもと電子カルテ上での病理診断情報の開示を進め、平成22年からはデジタルパソロジーを用いたバーチャルスライドの院内活用を実現しています。病理診断件数は年間6000件を超え、10年前の1.5倍となり、免疫染色件数も2倍を超えています。

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至福の時はいつですか?

寝る時です。

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最後に若手医師へのメッセージをお願いします

医師は最もやりがいのある職業の1つだと思います。病理医の私がそう感じているのですから。
みなさん、信念を持って自らの道を歩んでください。大いに期待しています。

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履歴書

出生地     宮城県仙台市

1981年
宮城県仙台第二高等学校卒業
1988年
秋田大学医学部卒業、秋田大学医学部第一外科 研修医
1989年
大曲中通病院 研修医、秋田大学医学部大学院入学(外科学専攻)
1993年
秋田大学医学部大学院卒業(医学博士取得)、市立秋田総合病院 医員、
秋田大学医学部第二病理 助手
1997年
由利組合総合病院病理 医長
2001年
秋田大学医学部第二病理助手
2003年
秋田大学医学部附属病院病理部 副部長(講師)
2010年
秋田大学医学部附属病院病理部 副部長(准教授)
2011年
秋田大学医学部附属病院病理部 副部長(病院教授)

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