秋田県では、自治医科大学生、秋田大学医学部生、県内で活躍する自治医科大学卒業医師及び秋田大学卒業医師を対象に、地域医療に熱意を持った医師を養成し、かつ、医師・医学生間のネットワークを構築し、もって県内定着を図ることを目的として、地域に寄り添う医師・医学生キャリアアップセミナー2015を開催しました。
その概要は次のとおりです。

1 期 日 平成27年8月15日(土)午後2時~午後8時

2 会 場    第一会館本館(秋田市大町五丁目4-28)

3 主 催 秋田県、あきた医師総合支援センター、自治医科大学医学部同窓会秋田県人会、公益社団法人地域医療振興協会

4 内 容 第1部 講演会 14:00~15:50
       「僻地診療所が地域をつくる ~地域医療ってホントはイケてる~」
       広島県北広島町雄鹿原診療所長 東條 環樹 医師
       第2部 グループ討論会  15:55~18:15
       ・テーマA 地域医療を支える医師の連携とキャリア形成
       ・テーマB 総合医の役割と養成
       ・テーマC 秋田県(秋田の病院)の魅力向上策
       第3部 情報交換会  18:25~20:00

5 参加者 36名(自治医科大学生14名、自治医科大学卒医師10名、秋田大学卒医師3名等)


~説明~
 第1部で御講演いただいた東條環樹医師は、高齢化が著しく、雪深い地域の診療所長として、地域で過ごしたい患者さん、それを望む家族の想いに応えるため、在宅・施設ケアや、その土台となる多職種との連携、住民の意識啓発など、様々な取り組みをされています。講演では、御自身の経験を惜しみなく、ユーモアたっぷりに紹介していただきました。

 第2部のグループ討論会では、
・自治医科大卒医師と秋田大学卒医師が共にキャリア形成し、地域医療を支えていくにはどうすればよいか。
・総合医の医師像や求められる役割、その養成方法は。
・医師・医学生の定着及び他県からの呼び込みを図り、医師不足の解消に繋げるにはどうすればよいか。
などについて、白熱した議論が展開されました。

第3部の情報交換会では、病院、学年などの垣根を越えて交流を深めていました。

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