研修報告書

秋田大学医学部附属病院
高度救命救急センター(心臓血管外科)
桐生 健太郎

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~2021 年度 FunSimに参加 して~

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この度はあきた医師総合支援センター様のご厚意で上記に参加させていただきました。貴重な経験をさせていただき、誠にありがとうございました。
シミュレーション教育に関してはまだ私が主導で行ったことはありませんでしたが、今後の学生や後輩の指導に対し、得るものがあるのではと思い、参加いたしました。

本来のFunSimならば参加者が一か所に集まり、それによって、議論を交わし、シミュレーション教育への知識を深めていくものだと思いますが、コロナ禍であり、今回はWeb 上での FunSimとなりました。

ZOOM上でのやり取りだったので、なかなか最初は発言も少なく進行しましたが、徐々に慣れてくると逆に全員の顔を画面で確認しあいながらディベートができ、その点では新鮮かつ有意義であったと感じています。
また、ZOOMを介しての話し合いやその司会進行などは想定 していたのよりも難しく、かえってよい訓練になったと実感しています。

今回の研修を通じて、思っていた以上にシミュレーションを実践する側は細かな点まで配慮しているのだということを知りました。その一方で介入しすぎてしまうと対象者の自発的な参加や自由な発想などを妨げてしまうというジレンマがあり、その深さを知りました。

今回学んだからと言ってすぐに一人で実践できるほど甘いものではないと思いますが、 今後シミュレーション教育にかかわっていく中での礎になったと感じております。機会があれば後輩たちにも参加を勧め、協力して実践していけるようになりたいと思っております。

■ その他研修報告はこちら ■
FunSimJ② http://akitamd-support.com/report/20210500-3/