女性医師支援

医師としてのキャリアアップと、
結婚、出産、子育てとのバランスをどのように考えればよいのか・・・、
どこかに医師家庭をサポートしてもらえる環境はないのか・・・
とお考えの医師、医師家庭(男女を問いません)をサポートします。

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秋田大学医学部附属病院
小児外科
助教

森井 真也子先生

これまでのこと、現在、これからを思い、
若手医師・医学生へ伝えたいメッセージ

(「平成27年度 医学生、研修医をサポートする会」ご講演より抜粋)

これまでのこと

~医学部入学から専門科決定まで~

私は1999年3月に秋田大学医学部を卒業すると同時に結婚し、5月から大学病院で外科の研修をはじめました。私が入局した当時は大外科構想といって第一外科(消化器外科)と第二外科(胸部外科)、あとは心臓血管外科と小児外科を全部、数か月単位で1年間まわり、それから入局する科を決めるという体制でしたので、自分としては全部の科を見ることができラッキーでした。

私は手術しなければ亡くなってしまうような重篤な子どもたちが、「じゃあね、先生バイバイ」って元気になって退院し、その子どもたちが小学校に入ったり、お父さんになったといって赤ちゃん連れてきてくれたり・・・そういったことがHappyで小児外科を選びました。

~妊娠・出産~

1年間大学で研修した後は、2年間中通総合病院で研修しました。この時点では小児外科に入りたいと決めていたので中通総合病院では、一般外科と小児科、麻酔科と放射線科をまわり、救急対応と診断について学びました。
ちょうど研修が終わるときに出産したのですが、妊娠中は師長さんをはじめ、看護師さんやまわりの方がつわりの最中の対応の仕方を教えてくれたり、そっと外来の時に梅干しを渡してくれたり、たくさん支えてくれました。まわりの方と仲よくすることは大切です。

2002年に大学の小児外科に戻り、第二子の産休中に外科専門医を取得しました。当時は500程の症例をまとめなければいけませんでしたのでかなり大変でしたが、家でずっと座って作業することができたので、この時期に取得することができて非常にラッキーでした。この時期にいくつか与えられたテーマで論文を書いています。
第三子の産休中に小児外科専門医を取得しました。そのころ小児外科の患者さんの多くは手術して元気になっていくのですが、中にどうしても治せない患者さんがいるということにつきあたり、世界中の症例を見て、今一番いいと言われている治療を選択していきたい、もっともっと勉強したい、ということで2008年に大学院に入学しました。

~トロント大学への留学~

2013年からトロント大学に留学しました。「一番いい席をあげるわよ」と教授の奥さんの隣の席をもらい、いつも「何をやってるの?」と気にかけていただき、大変な席でしたがとっても楽しくやっていました。メンバーも和気あいあいとしていて、誕生日があると必ずケーキを買ってきてサプライズをし、みんなでケーキを食べるような感じでした。

ここの教室ではDNA修復というプロセスについて研究していました。
トロントの学校は9時から3時半までで小学生は必ず親かシッターさんなどの送り迎えが必要です。学童保育もありますが、一人月$650、65,000円くらいかかります。うちは子どもが3人いますので、3人預けると月20万円もかかってしまうので、この間は早朝何時に出て行ってもいいから3時半に迎えに行く人と、9時に子どもを送り出した後、夜は何時まで仕事をしてもいい人、と旦那と2人でシフト制を敷いて2年間なんとか凌いで仕事をしていました。夏休みも6月から8月末まで2ヶ月間ビッチリあります。子どもの留守番はもちろん不可、ベビーシッターを雇うか、サマーキャンプに入れるのですが、子どもにとっては楽しいサマーキャンプですが、1週間に$300くらいかかりますので、親に来てもらったりしながら凌ぎました。

金銭的には大変でしたが、子どもを連れて行ったことでいろんなところへ遊びに行ったり、ハロウィンなんかも楽しみました。むこうにはアルゴンキン州立公園という紅葉が有名な広大な公園があり、「子供向けの簡単なコースだ」と言われ30分くらいかと思い入ってみると、1周するのに3時間半もかかり、どろどろの中を山登りし、子どもたちもボロボロになったこともありました。向こうの人は歩くのが大好きなんですね。景色はとても素晴しかったです。

~現在~

2015年に秋田大学の小児外科に戻ってきまして臨床に復帰しました。まわりには欲張りだと言われるのですが、研究も捨てたくないと思っているので、基礎の講座にも籍を置かせてもらい、研究テーマにも挑戦しています。その課程では秋田大学の研究支援員制度(女性研究者が出産・育児・介護等と研究活動を両立できるよう支援するために、研究支援員として学生を配置する制度)を利用させていただき、なんとかかんとか頑張れています。

~これまでを振り返り~

今まで自分は仕事を1番に考えて生活していて、あまり働くことを我慢せずここまでこれました。それが可能だった理由を考えてみると、まずは職場の理解ですね。

外科は日中の外来や検査といった拘束が比較的少ないです。手術の日程はある程度コントロールできますので、職場の皆様にいつも助けていただいて子どもの学校行事に参加させていただいたり、家族の急病に対応したりすることができました。

経済的なサポートも、研究休職制度や子育て支援といったサポートを受けることができましたし、研究費のサポートとして科研費の他に、学内の女性専用の研究費のサポートというのもありますので、女性である利点を最大限利用させていただいております。時間短縮のためのサポートという意味では、研究支援員ですとか、保険の書類作成などを担当してくれる医療系の事務職の方がいますのでかなり助かっています。あとは家族の支えもあってどうにか頑張っているような状態です。

まわりのみなさんに感謝してこれからもがんばっていきたいと思います。

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