女性医師支援

医師としてのキャリアアップと、
結婚、出産、子育てとのバランスをどのように考えればよいのか・・・、
どこかに医師家庭をサポートしてもらえる環境はないのか・・・
とお考えの医師、医師家庭(男女を問いません)をサポートします。

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秋田赤十字病院
形成外科
副部長

渡邊先生

中断する時期があったとしても

諦めないで頑張ってください

私は小さい頃から、手を使うことが大好きでした。普段の寝起きは抜群に悪いのに、休みの日だけはなぜか家族より先に目が覚めて、早朝に一人で工作していたことを覚えています。小学生のころのリリアンに始まり、マスコット作り、編み物、ビーズ、刺繍、染め物、料理、お菓子作り、パン作りと、手を使うものは手あたり次第に試しました。洋裁にも手を出し、洋裁が得意な母に教わりながらバッグなどを作りましたが、「際(きわ)を縫って」という母に「際とは何ミリのことか、1ミリか、2ミリか」とよく質問し、あなたは細かすぎると笑われました。ところが、形成外科では私のことを細かいという人は一人もいません!とても居心地の良い世界です。

みなさんは形成外科ときいて何をイメージするでしょうか。傷跡をきれいにする科でしょうか。最近では美容外科の女性医師がメディアに多く登場していますので、女性医師が多い印象があるかもしれませんね。日本形成外科学会に入会する女性医師は年々増加傾向にあります。しかし多くの女性医師が形成外科専門医の取得にまで至っておりません。形成外科の道にすすんでみたものの自分が想像していたものと違った、または思うように研修が続けられなかったということなのでしょう。女性に向いているように思われる形成外科で、何がハードルになっているのでしょうか。

形成外科は「先天性および後天性の身体概評の醜状(形、色の異常)を対象とし、これを外科手技により機能はもとより形態(美容)解剖学的に正常にすることを手段とし、その目的は個人を社会に適応させるものである」と定義されています。具体的には、体表先天異常(頭蓋・顔面、体幹、手・足など)、外傷(切創、擦過創、熱傷、顔面骨骨折、切断肢・指など)、皮膚・軟部組織腫瘍(悪性腫瘍、良性腫瘍、母斑、血管腫など)、腫瘍切除後の再建(顔面・頭頸部、乳房、四肢など)、瘢痕・ケロイド、褥瘡・難治性潰瘍(手術後の創感染・創治癒遷延、足の潰瘍など)、美容医療などが対象となります。形成外科医が扱う疾患は限られるため、各市町村に存在する必要が無く、都市部や県庁所在地などの主要都市に集中しています。そのほとんどが大学病院の関連施設になっており、ひとつの科は2~3人と少人数で構成されているのが特徴です。

形成外科専門医は医師7年目に受験することができます。受験のためには先に挙げた疾患をまんべんなく経験していることが必要とされます。ひとつの施設ですべての症例を集めるのは難しく、通常、大学病院などの主幹病院に所属し、その関連施設のうち研修機関として認定されている病院をいくつかまわり症例を集めることになります。主幹病院に所属せず個人的に研修病院をみつけるのは困難で、夫の転勤した地域に形成外科が無い、または形成外科があってもポストに空きがないなどの理由で研修を続けられない女性医師が多くおり、これらが専門医を取得できない大きな要因となっているのではないかと思います。

私は学生の頃から、実際の人の生死よりも個人が社会に関わることができるかどうかに興味があり、形成外科にすすみたいと思いました。とはいえ、学生時代にはその診療内容をほとんどわかっておりませんでしたので、初期臨床研修病院は形成外科のある病院を選び、実際の診療内容を見てから形成外科にすすむことを決めました。臨床研修修了後は、東京の大学病院の医局に所属し、大学病院を含め4つの病院で研修を受けました。4か所目の病院に勤務しているときに専門医を取得し、現在はフルタイムで勤務しています。4か所ともすべて違う都道府県でしたが、一か所に留まっていては出来なかった貴重な経験を積むことができました。初期臨床研修が終わり専門にすすむ時期は、女性として、結婚や出産などのイベントと大きく重なります。どちらを優先すべきか悩むことも多いでしょう。でも、形成外科専門医をもたずに一人前の形成外科医として扱われることはありません。形成外科を選んだならば、ぜひとも専門医は取得してほしいと思います。途中、出産や育児で中断する時期があったとしても、諦めないで頑張ってください。バリバリと活躍する女性形成外科医が増えることを心から願います。

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