活動報告

開催日:2021年5月15日(土)、18日(火)、20日(木)、22日(土)

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2021年度シミュレーション教育推進事業 シミュレーション基盤型教育セミナー「FunSimJ Online」②

研修報告書

秋田大学医学部附属病院 看護部

猪股祥子

今回の研修で,シミュレーション教育に関する自分自身の誤解を修正し,正しい知識と内容を学ぶための一歩を踏み出すことが出来た.学んだことは多々あるが,印象的だったのは,ギャップを埋めることとデブリーフィングの重要性についてである.

私は,知識があることがシミュレーション教育の大前提だと考えていた.そのため,事前学習の有無が大事だと思っていた.しかし,知識があるからいい,ないからダメといった短絡的な考えではなく,知識の有無と行動とのギャップを埋めることが指導者の役割の一つだと学んだ.知識がシミュレーションの学習効果に直結するとは限らないこと,知識と行動とのギャップに気が付き,なぜ,そのギャップがあるのか,それを埋めるにはどうすれば良いのかを学習者と一緒に考えることが必要だということを学んだ.難しいことだと感じた.

学習者がシミュレーションからどれだけのことを学び,自分のものにできるかはデブリーフィングの効果にかかっていることが分かった.学びの多くはデブリーフィング中に行われること,学習者はデブリーフィングのよって気づくことで学び.その気づきに導くために,指導者は注意深く観察して、観察した内容を記録しておくことが大切だということである.そして,このようなデブリーフィングスキルを身につけるには指導者の学びと練習が必要ということであった.分かっていたことではあるが,「学んで欲しい」「出来るようになって欲しい」という気持ちが強すぎると,学習者の生の動きや声を聞き逃してしまうことに繋がり,学習者の学ぶ機会を失ってしまうのだとわかった.自分自身,観察をしているつもりでも学習者の行動を見ていない,発言を聞き逃していることが多いことに愕然とした.

最後に,本研修のコースディレクターである大内元先生は,我々のどんな発言に対しても「そうですね」と返して下さった.これこそが,学習者である我々の安心感とモチベーションを高める対応であった.また,オンラインでのグループワークは,以外に楽しく,臨場感の圧迫に弱い私にとってはある意味快適だった.コロナ禍において,多くのネガティブ思考が高まる中で,この状況を如何にして学びのチャンスに変えていくか・・・一人ひとりの力量も試されていると感じた.オンライン研修が2回目とのことであったが,事前学習から当日のグループワークに至るまで,きめ細やかな配慮を感じた.スタッフの皆様に心より感謝したい.

■ その他研修報告はこちら ■

FunSimJ① https://akitamd-support.com/report/20210500-2/

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