■日 時:2019年11月2日(土)13:00~17:00

■会 場:秋田大学医学部附属病院シミュレーション教育センター

■コーディネーター:安部 恭子 (秋田大学医学部附属病院 麻酔科)
■インストラクター:野村 岳志 (東京女子医科大学ICU)
          羽場 政法 (国保日高総合病院麻酔科)
          松島 久雄 (獨協医科大学 埼玉医療センター救急救命センター)
          中島 麻衣子(秋田大学医学部附属病院 麻酔科)

■主催:日本医学シミュレーション学会DAM世話人会

■共催:あきた医師総合支援センター


現在、内視鏡検査や小手術、痛みを伴う処置に対する鎮静の実施は必須の医療行為になっています。

しかし、侵襲の大きさによって鎮静の深度を調節することは難しく、呼吸抑制などの重篤な合併症に陥る危険性もあります。

今回のセミナーでは、安全に鎮静を実施するために、まずは米国麻酔学会の鎮静・鎮痛ガイドラインに基づき鎮静の概念と要点を整理し、その後薬剤カードを用いて薬剤の薬理学的作用や投与量・作用時間・副作用・拮抗薬の有無等を確認しました。

また、呼吸抑制等の合併症が起きた場合の対処法、拮抗薬の投与や各種デバイス用いた気道確保法などを、シミュレーターを用いてハンズオントレーニングをし、最後は高機能シミュレーターSimManとインストラクターの迫真の演技を用いたシナリオトーレニンスで、鎮静度の評価(RASS、行動評価スケール:BPS)や合併症に対する対処法などを学びました。

(セミナー担当:秋田大学医学部附属病院麻酔科 安部恭子)

~受講者の声~

・鎮静薬と鎮痛薬の使い分けを学ぶことができました。

・初歩的な気道確保に始まり、麻酔に使用する薬剤の再確認ができました。

・話しやすい環境なので疑問も声に出すことができてよかった。