PALSプロバイダーコースは、本コースをはじめて受講される医療従事者に対し、二日間かけて小児二次救命救急を学ぶ密度の濃いシミュレーションコースです。

講義とタスクトレーニング、ケースシナリオシミュレーションで構成され、秋田では「楽しく明るく元気よく」モットーに開催して参りました。

コロナ禍にあって全国各地で中止に追い込まれているなか、幸いにも秋田では小規模開催ながら毎年開催することができています。

8月に予定していた本コースは残念ながらコロナ感染が全国的に拡大したため中止になりましたが、11月に改めて開催することができました。

今回6名の研修医・選考医・指導医の先生方にご参加いただきました。

盛りだくさんの内容を2日間で学習する内容ですが、お互いに声を掛け建設的に意見を出し合いながら小児の救急対応・蘇生を学習され、感じた疲労感も心地よいものだったのではないかと思います。

骨髄ルートを学ぶスキルステーションでは、骨つきチキンの骨に臨床現場で使用する骨髄針を刺す実習をしますが、初めて経験された方も多く、実際的な練習になったことと思います。

ぜひ本コースで学んだ知識と技術、チームワークを臨床現場で活用していただければ幸いです。

そして2年後のアップデートコースでまたお会いしましょう!

 (岡﨑 三枝子)


▼アンケートから

・秋田県は小児人口が減少していますが、それでも時折、状態の悪い小児の対応に当たることを迫られる時があります。普段、経験できる機会のあまりない小児の急変対応について、2日間みっちりと学ぶことができ、少しは手足を動かせるようになったと思います。2日間、御指導頂きありがとうございました。

・ご時世か普段より受講人数が少なかったとのことで、アットホームな雰囲気で緊張感がやわらいで良かったです。アルゴリズムを把握してその都度適切なものを引き出し、次の指示を決めていくのは非常に難しかったので、今回得た知識を定着させたいと思います。

・救急外来で小児が来るといつもドキドキしていましたが、今回PALSを受講して、何をすれば良いかなどの方向性が理解できたので良かった。

・2日間大変勉強になりました。重症患者さんは滅多に来ませんがその時は突然やってくると思うので少しは準備できたかも知れません。引き続き学んでいきたいと思います。スタッフの皆様ありがとうございました。