iSIM-Jに参加して
秋田大学医学部附属病院 麻酔科
関川綾乃
私は麻酔科の学生実習で麻酔シミュレーションを担当しています。少人数の学生に麻酔を教えることは、楽しく有意義な反面、学生個々の麻酔に対する知識や興味がバラバラなため難しく大きな壁を感じていました。コロナ禍にFun Sim-Jをオンラインで受講して依頼、ずっとiSIM-Jに興味を持っていたため、今回参加することができて大変よかったです。
コースの中では、実際にシナリオを作成し、それに対するαテスト、βテストを行いましたが、学習対象の選定や学習目標の設定により、同じシナリオでも違ったスキルを学べることを体感しました。自分たちが作成したシナリオのどこが良くてどこに問題があるのかなど、専門の先生方にフィードバックをいただけたことも、とてもよかったです。
2日間の学びを通して、私が担当している学生実習での、私自身の問題点や改善点が何となくわかってきたので、今後は学生により良い麻酔科実習を提供できる気がしています。
グループワークの中で、デブリーフィングを学ぶ機会が少なく、βテストの中でも私自身がデブリーフィングを行うチャンスがなかったので、次に機会があればデブリーフィングスキルを学ぶ講習を受けたいと思います。