▼秋田PALSプロバイダーコース
 2019年10月5日(土)~6日(日) 2日間コース
 1日目 9:00~18:30   2日目 8:30~16:15

▼秋田PALSアップデートコース
 2019年10月6日(日) 1日コース 8:30~18:00

▼会場
 秋田大学医学部附属病院 シミュレーション教育センター

▼インストラクター
 岡﨑 三枝子(秋田大学医学部附属病院 あきた医師総合支援センター)
 櫻井 淑男 (埼玉医科大学総合医療センター 小児救命救急センター)
 加藤 博之 (弘前大学医学部附属病院 総合診療部)
 小泉 ひろみ(秋田こどもの心と発達クリニック)
 國吉 保孝 (津軽保健生活協同組合健生病院)
 仁木 敬夫 (山形県立新庄病院)
 田中 健太郎(けんたろうこどものクリニック)


2019年10月5日(土)−6日(日)、秋田PALS2019を開催しました。
PALSとは、「Pediatric Advanced Life Support」の略でアメリカ心臓病学会(AHA)認定の小児二次救命処置のコースです。秋田県では11年前より年に一回定期開催しています。
今回は、秋田大学医学部附属病院シミュレーション教育センターで開催しました。
PALSコース初受講の方を対象としたプロバイダーコース(二日間)、プロバイダー認定を受けられた受講生が2年ごとに更新を行うアップデートコース(一日間)を行いました。
プロバイダーコース19名、アップデートコース8名、医師・看護師の皆さんにご参加いただき、活気ある二日間となりました。

小児の一次救命処置の復習とテストから始まり、呼吸系緊急事態、ショックによる緊急事態、不整脈による緊急事態に対する基礎知識とスキルステーションを行いました。
骨つき鶏肉を実際の足と見立てて骨髄針を留置したり、小児の年齢に応じて、不整脈緊急事態時にどのように除細動器を使用するか、気道確保・補助換気が必要な小児に対し、エアウェイ・酸素マスク・バックバルブマスクなどの器具をどのように選択するかなど実際に役立つ知識とスキルを習得しました。

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初日の午後から2日目は、小児の緊急事態12症例に対するシミュレーショントレーニングの連続!
練習を経て、最後は二つのケースシミュレーションでリーダーを務めて実技試験を受け、その後筆記試験を行いました。

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内容の盛りだくさんのコースでしたが、受講されたみなさんの表情は明るく、コースを終えて充実感を得られたのではないかと思います。
コースで学んだ知識とスキルをぜひ臨床現場で生かしていただけたらと思っています。

(インストラクター:岡﨑三枝子)

~アンケート抜粋~

・小児の救急医療にかかわる機会が少なかったので、薬剤投与量やアルゴリズムなど難しい点も多くありましたがとても勉強になりました。

・成人の心肺蘇生のアルゴリズムの復習にもなると共に、今までほとんど関わることのなかった小児救急のよい学習機会になりました。

・講師の先生方の活気ある分かりやすいご指導のおかげで楽しくチームダイナミクスを行うことができました。

・アルゴリズムが明確なので、実際の治療現場での迷いが消えそうです。

・講師の先生方の対応がとても優しく、分からない所や、疑問点などとても確認しやすい雰囲気でした。充実したシミュレーションでした。