▼ 日時
 平成30年1月9日(火)17時30分~20時

▼ 会場
 秋田大学医学部附属病院シミュレーション教育センター 3階 外科手技ラボ・外科研修室

▼ 対象
 県内研修医、医学生(学年不問)

▼ 定員
 15名(先着順)

▼参加費
 無料

▽ 主催
 あきた医師総合支援センター

▽ 共催
 秋田大学医学部附属病院総合臨床教育研修センター/エチコン


例年開催している豚臓器Wet Labによる縫合・吻合ハンズオンセミナー。本来は初期研修医、特に消化管吻合は外科専攻医(卒後3年以上)対象ですが、学生(1年次も!)も参加しました。プログラムは、糸・針の種類や構造、創傷治癒について講義。その後、縫合は単結節、マットレス、埋没縫合、吻合については、Albert-Lembert、Gambee、Layer to Layerについて30分ほど解説を聞き、その後は十分な時間で実技練習を開始。縫合は豚皮を使用し、まずは皮膚切開の練習から開始。消化管吻合の基礎となる、単結節縫合を徹底的にマスターする。また、この時間で、丸針、角針、モノフィラメント糸、編み糸を体験し、その違いを実感。30分ほどで針のコントロールが出来るようになり、第一段階の到達目標をクリア。吻合は二人一組で、豚食道を使いLayer to Layer吻合を体験。豚食道は、粘膜層が白、筋層が赤くわかりやすいため吻合の練習には最適である。縫合で、運針を体得しているため、上手く吻合完成。1回目は40~60分かかったが、2回目の吻合では30分程度できれいに完成。

セミナー終了後のアンケートでは、満足度は高く、高い技術が必要な吻合も、段階的指導で学習すれば、確実に技術修得出来ると実感してもらう事が出来た。

これからも、研修医や外科専攻医のみならず、興味のある学生にも体験してもらいたい。

縫合・吻合セミナー開催責任者: 安藤 秀明


▼参加者の感想(アンケートより抜粋)

  ・1年生でもどうにかやることができました。丁寧に教えてくださりありがとうございました。

  ・なかなか得がたい経験をさせていただきました。また機会があれば参加したいです。

  ・おろそかになっていた基礎を確認することができました。

  ・マンツーマンで教えて頂き、とても良かったです。ありがとうございました。

講師の先生方、受講された皆さま、お疲れ様でした。ありがとうございました。