開催日時:令和5年2月25日~26日
開催場所:東京慈恵会医科大学病院シミュレーションセンター

秋田大学医学部附属病院
麻酔科 今野 俊宏

この度、iSIMJを受講させていただきました。日本での開催はコロナ禍が始まってから初めてとのことで、貴重な機会を与えてくださり感謝申し上げます。

非常に学びの多い2日間で、内容としては、シナリオ作成の実習が大変実践的でした。

私が参加したグループでは、個人シナリオとして「術後患者の胸痛に対する報告」を、チームシナリオとして「病棟での気道緊急に対する初期対応」を立案し、シュミュレーションを実施しました。どれも、実際に行ってみると難しく改善点が多くみつかりましたが、αテストおよびβテストを行って進めていく過程が理解できました。

普段学生にシュミュレーション教育を行っていますが、それを改善できないかと考えていましたので、今後の教育に活かせればと考えています。

ところで、シュミュレーション教育が、秋田では盛んであることが恥ずかしながら、ここ数年前まであまり認識していませんでした。シュミュレーション教育センターのハード面や、このようなシュミュレーションセミナーの参加補助などのソフト面も含めて、恵まれた環境にあることを認識した次第です。

学内にも、こうしたセミナーの受講者が増えることで、院内でシュミュレーションセミナーを行う際に、共通言語を持った仲間がいることは心強いと思います。

今回、このような機会を与えてくださった関係各位の方々に感謝申し上げます。

また、今回秋田大学からは4名参加させていただきましたが、希望して参加できなかった方もいると思いますので、その分の重みを認識して、今後の臨床教育につなげていこうと思います。