10月25日に今年度最後のGo!Go!Dr.キャラバンで秋田高校を訪問しました。同校の卒業生である秋田大学医学部附属病院緩和ケアセンターの杉本侑孝先生と同院小児科の加藤明英先生にご講演いただきました。

 杉本先生からは高校時代の話から医師を目指したきっかけ、また現在のお仕事である緩和ケア医療についてなどお話を頂きました。緩和医療のお立場から人生の最後をどのように迎えるか、何がベストなのかを症例ごとにお話し頂いたり、具体的な大学受験までのご自身の成績のお話もあり、高校生の励みになるようなお話となったのではないでしょうか。
 また加藤先生からは医学部を目指すまでの過程や新生児医療について詳しく、そして丁寧にわかりやすくお話頂きました。とくにNICUの具体的な治療や症例のお話をして頂き、改めて命について考えるきっかけとなり、高校生の心に深く響くご講演だったのではないでしょうか。

 講演後には乳児の気管内挿管や心肺蘇生のシミュレーター体験などを行う機会を設けました。約100名の高校生に参加いただき、ご講演いただいた先生との質疑応答やシミュレーター体験など時間が足りないところもあったかもしれませんが、それほど興味と関心を持っていただいたと思っております。

                                小林 五十鈴 先生