<開催目的>
現在、処置・小手術・検査において適切な鎮静を実施することは必須の医療行為となっています。
しかし、侵襲に合わせた鎮静を適切な深度に調整することは難しく、呼吸抑制などの重篤な合併症に陥る危険もあります。このコースでは、「安全に鎮静を行うにはどうすればいいか」「鎮静による合併症を減らすにはどうすればいいか」を学んでいただくために
1. 米国麻酔学会(ASA)の鎮静と鎮痛のガイドライン:鎮静の概念の学習とポイントの整理
2. 各種鎮静薬の特徴と組み合わせの討論:鎮静・鎮痛薬の薬理学理解の確認
3. 緊急時気道確保手技の訓練:声門上器具やバッグバルブマスクの正しい使いかた
4. シミュレーターを用いたシナリオトレーニング:臨床で必要な非技術的能力の向上を行います。
《プログラム概要(予定)》
12:45~ 受付開始
13:00~ ASA鎮静ガイドラインの概要と鎮静薬
14:00~ 各種鎮静薬の適応と組み合わせ(カードを用いて)
14:30~ 過鎮静の徴候と緊急時対応(気道確保を中心に)
15:30~ シミュレーターを用いたシナリオトレーニング
16:50~ コース総括・修了証授与
<開催概要>
■日 時:2017年9月2日(土) 13:00~17:00
■会 場:秋田大学医学部附属病院シミュレーション教育センター
■対 象:医師、看護師
■受講料:JAMS会員8,000円、JAMS非会員13,000円
■募集人数:28名
■申込み方法:日本医学シミュレーション学会ホームページhttp://jams.kenkyuukai.jp/event/「セミナー等 のお知らせ・申し込み」 より
ご登録ください。なお、7月15日(土)から募集を開始します。定員に達し次第、締め切らせて頂きます。
■コーディネーター:羽場 政法 (国保日高総合病院麻酔科)
■インストラクター:野村 岳志 (東京女子医科大学ICU)
藤田 智 (旭川医科大学 救急部)
松島 久雄 (獨協医科大学 越谷病院救急救命センター)
安部 恭子 (秋田大学医学部附属病院 麻酔科)
■主催:日本医学シミュレーション学会DAM世話人会
■協賛:大曲厚生医療センター
■後援:あきた医師総合支援センター