活動報告

開催日:2018年2月16日-18日(金-日)

カテゴリ:

女性外科医のためのキャリアシンポジウム「The 9th Annual International Women in Surgery Career Symposium」参加報告①

秋田大学医学部附属病院

小児外科 森井 真也子

 

 

これまであまり男女共同参画の活動に対して熱心ではなかった私ですが、今回この会に参加させていただいて2つの点に気づきこういった活動の大切さを感じてまいりました。

まず一点はrole modelの大切さです。子育て中の外科医であるということで学生さん講義やインタビューを受ける機会もありましたがどうも気恥ずかしさが先にたち苦手に感じていましたが、今回周囲に女性で外科の人間がいるだけで女子学生が外科を志す率が著しくあがるという具体的なデータをみまして、情報の発信も重要な義務なのかなと感じました。また女性外科医についての情報が日本に比べて実際的であったのも印象的でした。毎日の食事作りへのアドバイスや子育てへの助言、ハラスメントへの対応、求職活動や保険、経済状況の実際など、日本もアメリカも実際はあまり変わらない悩みを持っていることも実感いたしました。

もう一点は平等と公平の考え方です。アメリカは日本にくらべ公平な社会を目指している印象がありました。年功序列ではなく成果主義というふうに。ですが元女性医師会長の先生の講演の中で、(シニア向けのセッションでしたが)あなたが誰かを推薦できるときには女性を推薦しなさいという文言がありました。推薦は個人の能力に応じるべきではないかと、そのときはやや違和感をもった箇所でしたが、その後のセッションのなかで、求職のためアメリカ各地の病院に書類で連絡を取った場合、全く同じキャリアで書類申請しても、名前が女性である場合と男性である場合で1番はじめの返事が来る確立が30%以上ことなるという実験的なデータをみまして、一番始まりのチャンスを得る時点でアメリカでもこれほどの違いがあるのかと驚きました。公平であることももちろん大切ですが、男性女性を問わず、子育て中、病気の最中、介護中など個人の状況は異なるわけですから、それぞれ多様な個人に対して平等なチャンスが与えられるように努力することも若手を指導する上大切なのではないかと感じました。

個人の感想のレベルですが、今回の会で感じたことでした。

 

 

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