令和4年7月31日
秋田大学医学部附属病院 看護師 小山内悠香

研修報告書

このたび、下記のとおり研修を受講しましたので、ご報告を申し上げます。

1. 研修名:シミュレーション基盤型教育セミナー 第37回 Fun Sim J Online

2. 日時:令和4年7月12-15、16、19、21、23日

3. 主催者:
 1)おきなわクリニカルシミュレーションセンター
 2)琉球大学
 3)Sim Tikiシミュレーションセンター

4. 講師名:
 1)ハワイ大学医学部Sim Tiki Simulation Center センター長 ベンジャミン・バーグ氏
 2)琉球大学医学部救急部 シミュレーション認定指導者 大内 元氏

5. 研修内容:
 1)なぜシミュレーション教育を行うのか
 2)シミュレーション教育の指導法~成人学習論と新しい指導のパラダイム
 3)シミュレーション教育の用語解説
 4)シミュレーション教育者のスキル(デブリーフィング)
 5)シミュレーションを使った評価および試験
 6)ファシリテーション実践(Sim Tikiと遠隔ファシリテーション)

6. 感想・まとめ
 今回のセミナーの中で初めてファシリテーションやデブリーフィング、オリエンテーションの重要性について学び、グループワークを経て、実際にシミュレーション教育の一連の流れを実践しました。実際にデブリーファーとして参加しましたが、効果的なデブリーフィングを実践するのはとても難しかったです。シミュレーション教育を受講していたときには知らなかった指導者側の動きや観察の方法、フィードバックの方法等を知ることができましたが、指導者側にも知識の習得や訓練が必要であることを身をもって知ることができました。
 今回ZOOMを用いてのオンラインセミナーではありましたが、日本全国の年齢も性別も異なる他職種の方々と意見交換をしながら実践できたことで、自分自身のシミュレーション教育についての考えが深まり、新たな知識や技術を得ることができたと考えます。
 コロナ禍ということもあり、現在は大人数での集合研修はなかなかできず、臨床でのOJTがメインになっています。しかし、部署内での新人看護師を対象としたシミュレーション教育や、部署の診療科に特化した内容のシミュレーション教育等、今回の学びを積極的に活かし、スタッフや自分自身の知識や技術向上の一助になれればと思います。
 今回はこのような貴重なセミナーへの参加機会をいただき、ありがとうございました。


その他の参加者の報告書は、以下リンクからご覧ください。
令和4年度 FunSimJ Online研修報告①(吉田茉邑さん)
令和4年度 FunSimJ Online研修報告③(須藤清允さん)
令和4年度 FunSimJ Online研修報告④(田中郁信先生)